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ブログ 2008年9月


2008年9月26日  パソコン

限られた接続/制限された接続

たまにパソコンの設定に行っている事務所で、新規購入したDELLのデスクトップパソコンのネットワークやソフトや印刷などの設定が終わったところで、ちょっとしたネットワークの不具合の相談がありました。相談内容は、特定のパソコンをネットワークにつなぐと、他のPCが全て、『限られた接続(制限された接続?)』となり、突然インターネットの接続が切れてしまうとのこと。SORIMACHIの販売王をネットワーク経由でログインして使っているので、販売王の接続も切れてしまい、業務に支障をきたすそうです。確かに特定のパソコンの電源を入れると、『限られた接続』になり、ローカルエリア接続が切れてしまいます。ただ、しばらくすると、また、つながるようになります。そして、その特定のパソコンの電源を切ると、また、『限られた接続』の表示が出ます。特定のパソコンというのが、その会社で唯一の、Windows Vistaのパソコンということで、『OSの相性でしょうか?』と聞かれたので、『LinuxでもMacでもWindowsでも、普通は何でもつながって、OSによる問題などないはずなんですけどね』と答えました。
見たことのない障害だったので、いろいろ疑いながら試してみました。

 1.DHCP割り当ての上限数を超えたのでは?
  →各パソコンを、固定IPに変更しましたが、×。

 2.IPマスカレードの最大セション数を超えたのでは?
  →メーカーホームページで、仕様を見たところ、最大800ということで、4台のPCではありえない。(通常1台で30セッション程度使います。さすがに200セション×4台→800超えはないでしょう。)

 3.ケーブルの断線による不具合では?
  →Windows VistaにつながっていたLANケーブルのコネクタ部が割れ、プラプラしていたので、妙な信号が流れ、ネットワークが不安定になっていると思い、新しいケーブルに交換しましたが、×。

 4.ルータの故障?
  →別のルータに交換しようとしたところ、Bフレッツの接続ユーザーIDとパスワードが必要とわかり、とりあえずルータの交換作業を中断。
  →現在のルータの設定を調査していたついでに、ファームウェアのアップデートをしたところ、なんと障害が直ってしまいました!

あとから、メーカーのホームページで、ファームウェアアップデート情報を見たところ、『Ver.1.31→Ver.1.32β > 本製品のLANポートにWindowsVistaPCを接続した際に、本製品がハングアップしていた問題を修正しました。』とのこと。
Buffalo/バッファローの、『BBR-4MG』という安いルータなのですが、ちょっと高い『BBR-4HG』でも同様に、Vistaマシン接続時にネットワークが切断する不具合が発生するそうなので、下記URLから、最新のファームウェア情報をご確認下さい。

 ・BBR-4HG 最新ファームウェアダウンロード
 ・BBR-4MG 最新ファームウェアダウンロード

自分のパソコンを持って行っていなかったので、パケットキャプチャしたわけではないのですが、ログインする時とログアウトする時に、自分がいますよとか、いなくなりますよという、ブロードキャスト信号を出すタイミングで、ネットワークが切断されるような気がしました。


2008年9月5日  パソコン

Antivirus XP 2008の駆除、削除方法

8月の半ば頃から、Antivirus XP 2008の駆除の依頼が急に増えました。最新のウイルス定義のノートン、ウイルスバスター、ZEROなどのウイルス対策ソフトをインストールしていて、しかも、Windows Updateを行っていても、感染しているようです。Win AntiVirus 2005/2006/2007と続いてきた、WinAntiVirus Proシリーズの2008年版のようなのですが、今回はかなりやっかいです。というのも、

 ●OSの起動時やコマンド実行に必要なファイルを書き換えてしまう。
→これまでのウイルスは、例えば、『C:\WINDOWS\explorer.exe』を書き換えるとき、必ず、『explorer.exe_back』など、元のファイルのバックアップを取ってから書き換えてくれていたので、ウイルス感染ファイル削除後、ファイル名を書き戻せばOKだったのですが、『Antivirus XP 2008』は違います。いきなり上書きです。先日も、『userinit.exe』をV3で駆除したところ、ようこそのログイン画面でユーザー名をクリックしてログインしたら、すぐに『ログオフしています』になってしまうという、ひどい状態になったことがあります。セーフモードで起動してもダメなので、結局他のPCから、『userinit.exe』ファイルをコピーしました。このように、『○○.sys/○○.dll/○○.ini/○○.exe』ファイルなど、下手にウイルス対策ソフトで駆除すると、OSが正常に起動しなくなることがあるので、自動駆除ではなく、手動でファイル名を確認しながら駆除した方がいいです。

 ●Rootkit(ルートキット)系のウイルス感染ファイルを埋め込む
→ウイルス駆除を難しくするために、
 ・スタートアップにウイルス感染ファイルを登録し、Windows起動時に自動的にファイルを実行する
 ・『C:\WINDOWS\system32\』に、ウイルスに感染したdllファイルを作り、PC起動時に読み込ませる
といった手法がよく使われ、Antivirus XP 2008も同様の方法を使っているのですが、最近見ているパソコンの3〜4台に1台程度は、『インストールされているウイルス対策ソフト/Symantec Security Check/ウイルスバスターオンラインスキャン/BitDefender AntiVirus SCAN ONLINE/Spybot - Search & Destroy』で見つからないウイルス感染ファイルがあります。このように、ウイルス対策ソフトを迂回するようなルートキット系のファイルがあると、ウイルス駆除をいくら行っても、しばらくすると、また、Antivirus XP 2008が復活し、パソコンが動かなくなってしまいます。

ウイルス・スパイウェア・アドウェア・マルウェアの駆除は、『ファイルの削除&レジストリの修正→ドライブのチェック』を繰り返しますので、完全に駆除するまでに非常に時間がかかります。Antivirus XP 2008は、インターネットにつないでいると、どんどんウイルスをダウンロードして増殖していくので、駆除完了までに4営業日程度かかります。しかも、ルートキット系のファイルを埋め込まれることが多いので、Antivirus XP 2008に関するホームページを参考にして自分で削除するのではなく、
 ・急いでいるなら、必要なファイル退避後、OSのリカバリーインストール(再インストール)
 ・ソフトウェア環境をそのまま残したいなら、4・5日待っても、アイ・コンピュータサービスでウイルス駆除
するのがいいでしょう。

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